機械工業の上昇により稼動率指数が3か月ぶりに上昇 [経済]
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今回は経産省の調査統計グループのメルマガより引用した記事をご紹介します。
<ここから引用>
〜機械工業の上昇により稼動率指数が3か月ぶりに上昇〜
平成27年9月の製造工業稼働率指数は97.4で、前月比1.5%と3か月ぶりの上昇となりました。9月の鉱工業生産指数が、前月比で1.1%の上昇となっていますので、生産の上昇、すなわち稼働率の上昇ということになります。
稼働率指数を機械工業と非機械工業(除.機械工業)でみると、機械工業の稼働率が前月比2.3%上昇と製造工業全体の上昇幅よりも、特に大きく上昇しています。非機械工業の稼働率も前月比1.6%上昇ではありますが、9月の稼働率の上昇は機械工業の稼働率の上昇による部分が大きいということになります。昨年後半から年初までの高い状態からは様変わりしている稼働率ですが、昨年後半のような機械工業の高い稼働率に戻っていくのか要注目かと思います。
9月の稼働率は10業種で前月比上昇、4業種で低下ということで、鉱工業生産と同様に、多くの業種で稼働率が上昇しています(鉱工業生産指数の確報では、食料品・たばこ工業を除く15業種中10業種が生産上昇)。稼働率上昇業種の中で、特に製造業全体の稼働率を引き上げていたのは、輸送機械工業、化学工業、電子部品・デバイス工業で、生産が好調な業種の稼働率が順当に稼働率も上昇しているという感じです。
一方、9月の生産能力指数は95.1で、前月比横ばいとなりました。
生産能力については変化の乏しい月で、上昇したのは情報通信機械工業1業種でした。ただ、この生産能力の上昇については、海外生産分を国内に移管したことによる能力増強ということのようです。
他方、生産能力が低下したのは、はん用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、非鉄金属工業でした。はん用・生産用・業務用機械工業は、2か月連続の低下となっており、少し生産能力を抑えてきています。電子部品・デバイス工業は、5か月ぶりの前月比低下ですが、これまで9月以降の生産・出荷増に向けて生産能力を整えてきたところに生産・出荷が始まって、一旦、実需に合わせて生産能力を整理したように数字の動きからは解釈できます。
海外現地法人の設備投資が頭打ちになりつつあるなかで、投資関連のサービス、資本財の出荷状況、機械受注統計の動静など、今後の国内設備投資の動向をみる上での関連指標の動きは万全とは言えません。
非機械工業の生産能力低下は構造的な変化であり、稼働状況の変化によらず低下しています。となると、機械工業の稼働状況が改善し、能力増強へとつながる動きが是非始まって欲しいものです。
◎生産能力・稼働率指数 結果の概要
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html
◎鉱工業指数 図表集
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/pdf/reference/sanko_201509.pdf
平成27年11月16日
経済産業省 経済解析室長 石塚
<ここまで引用>
今回、このような記事をご紹介したのは、ちょっとしたトレーニングという意味合いです。
この記事から何が言えるのか、という点については、それぞれの立場での考え方にもよりますが、今回の調査結果から、日本において外需産業が上向いたということが言えると思います。
そこでさらに「円安」が加わると、さらにその企業の行先はアップ。
外需が強い日本経済はさらに株価上昇という局面を迎える可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
今回は、「その情報をどのように解釈して考えるか」という点で、これまでの記事の実践例としてご紹介させていただきました。
これまでの記事は、あなた個人の取り組みの中で問題点を見つけることを目的としているため、どうしても概念的なお話が多くなってしまいましたが、今回のように、新聞記事程度の知識で考えられる事例をご紹介しながら、これまでの考え方の具体例を提示、さらにはあなたのトレーニングにもなればと思いますので、少し続けていきますね。
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<ここから引用>
〜機械工業の上昇により稼動率指数が3か月ぶりに上昇〜
平成27年9月の製造工業稼働率指数は97.4で、前月比1.5%と3か月ぶりの上昇となりました。9月の鉱工業生産指数が、前月比で1.1%の上昇となっていますので、生産の上昇、すなわち稼働率の上昇ということになります。
稼働率指数を機械工業と非機械工業(除.機械工業)でみると、機械工業の稼働率が前月比2.3%上昇と製造工業全体の上昇幅よりも、特に大きく上昇しています。非機械工業の稼働率も前月比1.6%上昇ではありますが、9月の稼働率の上昇は機械工業の稼働率の上昇による部分が大きいということになります。昨年後半から年初までの高い状態からは様変わりしている稼働率ですが、昨年後半のような機械工業の高い稼働率に戻っていくのか要注目かと思います。
9月の稼働率は10業種で前月比上昇、4業種で低下ということで、鉱工業生産と同様に、多くの業種で稼働率が上昇しています(鉱工業生産指数の確報では、食料品・たばこ工業を除く15業種中10業種が生産上昇)。稼働率上昇業種の中で、特に製造業全体の稼働率を引き上げていたのは、輸送機械工業、化学工業、電子部品・デバイス工業で、生産が好調な業種の稼働率が順当に稼働率も上昇しているという感じです。
一方、9月の生産能力指数は95.1で、前月比横ばいとなりました。
生産能力については変化の乏しい月で、上昇したのは情報通信機械工業1業種でした。ただ、この生産能力の上昇については、海外生産分を国内に移管したことによる能力増強ということのようです。
他方、生産能力が低下したのは、はん用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、非鉄金属工業でした。はん用・生産用・業務用機械工業は、2か月連続の低下となっており、少し生産能力を抑えてきています。電子部品・デバイス工業は、5か月ぶりの前月比低下ですが、これまで9月以降の生産・出荷増に向けて生産能力を整えてきたところに生産・出荷が始まって、一旦、実需に合わせて生産能力を整理したように数字の動きからは解釈できます。
海外現地法人の設備投資が頭打ちになりつつあるなかで、投資関連のサービス、資本財の出荷状況、機械受注統計の動静など、今後の国内設備投資の動向をみる上での関連指標の動きは万全とは言えません。
非機械工業の生産能力低下は構造的な変化であり、稼働状況の変化によらず低下しています。となると、機械工業の稼働状況が改善し、能力増強へとつながる動きが是非始まって欲しいものです。
◎生産能力・稼働率指数 結果の概要
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html
◎鉱工業指数 図表集
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/pdf/reference/sanko_201509.pdf
平成27年11月16日
経済産業省 経済解析室長 石塚
<ここまで引用>
今回、このような記事をご紹介したのは、ちょっとしたトレーニングという意味合いです。
この記事から何が言えるのか、という点については、それぞれの立場での考え方にもよりますが、今回の調査結果から、日本において外需産業が上向いたということが言えると思います。
そこでさらに「円安」が加わると、さらにその企業の行先はアップ。
外需が強い日本経済はさらに株価上昇という局面を迎える可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
今回は、「その情報をどのように解釈して考えるか」という点で、これまでの記事の実践例としてご紹介させていただきました。
これまでの記事は、あなた個人の取り組みの中で問題点を見つけることを目的としているため、どうしても概念的なお話が多くなってしまいましたが、今回のように、新聞記事程度の知識で考えられる事例をご紹介しながら、これまでの考え方の具体例を提示、さらにはあなたのトレーニングにもなればと思いますので、少し続けていきますね。
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こんにちは メリーです
情報をどのように解釈して考えるか
同じ情報でも解釈の仕方で
使える 使えない が分かれていきますね
勉強になりました
応援していきます
by メリー (2015-11-29 15:28)
こんにちは。
情報をどう解釈するか・どう伝えるか・・・
勉強になりました。
応援して帰ります。
by チョビ (2015-11-29 17:03)